靴のリペアを自分でやる場合と専門店の選び方

気に入っている靴は使用する頻度が多くなるため、劣化も早くなりがちです。そこで自分でリペアをやってみるのも良い方法です。意外と簡単にできることばかりなので、覚えておくと便利です。ただしどうしても直せない箇所も出てきますから、そんな時は専門家に任せるのが無難です。

そしてその際の注意点にも触れているので、参考になれば幸いです。

スニーカーのかかとの部分のリペア

スニーカーを履いていると、かかとの部分がすり減っていきます。穴が開くと補修が難しくなりますから、なるべくその前にリペアをするようにしましょう。そして必要になる道具についてですが、プラスチックのシートと補修剤、ヘラと紙ヤスリとテープがあれば良いです。

最近では靴のリペアキットとして一式まとめて売られているので、購入しておくと便利です。関連情報...靴専科 > 靴 リペア

もしもプラスチックのシートが見つけられないなら、百均で売られているクリアシートを利用しておくのも良い方法です。

道具がそろったら、まずはスニーカーをきれいに洗っておきます。ホコリや砂が付着していると補修剤が剥がれやすくなってしまうからです。よく乾燥させたら、かかとの部分にそうようにプラスチックのシートをテープで貼り付けます。

これがかかとの型になるので、そこに補修剤を流し込んでいきます。

かかとのリペアの仕上げについて

補修剤をある程度流し込むことができたら、ヘラで平らにならしていきます。この時のコツとしては、かかとに押し込むようにすることです。接着しやすくするためでもありますし、入り込んだ空気を抜くことで、履いた時に潰れるのを防ぐのです。

それから補修剤が完全に固まってしまう前に、プラスチックのシートを剥がしましょう。時間が経つと取れなくなるか、補修が割れる恐れがあるのです。それに補修剤は後でまた塗り直せるので、なるべく早くプラスチックのシートは取り除いておく方が無難です。

どのメーカーの補修剤を使用するのかにもよりますが、一日乾燥させておけばだいたいは問題なしです。ただ不安なら二、三日置いておくと、中の補修剤が漏れ出してくる心配を減らせます。その後実際に履いてみて、違和感があるようなら紙ヤスリで削って調整します。

その場合は必ず左右のスニーカーを履いた状態で、少しずつ調整して問題がないかどうかを確かめましょう。片方ずつやるといつまで経っても終わらない可能性があります。

ヒールのかかとのリペアのやり方

スニーカーと同様に、ヒールのかかとの先についたゴムの部分もすり減るものです。このゴムが完全になくなってしまうと、歩くたびに派手に音を鳴らすことになるため、悪い意味で目立ってしまう恐れがあります。ヒールのかかと自体がすり減ると修理が大変なので、ゴムがなくなる前に手を打つのが良いです。

ゴムの部品に関しては百均でも売っていますし、靴屋さんやインターネット通販でも購入できます。高さをそろえるのは難しいですから、左右同時に修理しておく方が良いでしょう。そして古いゴムが残っているなら取り除くのですが、たいていのヒールはペンチやニッパーなどで挟んで引っ張れば抜けます。

そしてそこに新しいゴムを差し込みます。ただ穴の大きさが合わないことも珍しくありません。もしもきついなら金槌で叩いて押し込み、緩いなら多めに接着剤を塗って固定します。作業が終わったら履いてみて、左右のバランスを確かめます。

たいていは問題がないのですが、たまに足の長さが左右で違う人がいます。もしも歩きにくいなら、紙ヤスリで少しずつ削って違和感がなくなれば完成です。

革靴にできた傷のリペア

革靴のつま先部分やサイドをどこかにぶつけてしまい、傷がつくことも珍しくないです。その時のリペア方法として一番簡単なのは、接着剤で埋めてしまうというものです。固まる前に指でならしておけば平らになります。そして上から色を塗ってしまえば、遠目で見る限りはほとんどわからなくできます。

またパテと呼ばれる粘土が売られていて、これは丁寧に練ってから傷のある部分に塗ると硬化します。色が塗れるものが売られているので探してみると良いでしょう。最後に普段やっている通りに磨いてやれば終了です。

靴のメーカーにリペアを依頼するメリットとデメリット

どうしても自分では直せないのであれば、プロに任せておくのが良いでしょう。その時には大きくわけてメーカーに依頼するのか、それ以外の修理屋さんに任せるのかの二通りあります。まずは前者を選んだ場合のメリットですが、購入した当時と同じ状態にしてもえるかもしれないという点です。

靴底などは型が残っているなら、それを使って復元できることがあるのです。さらに中敷や布などの部品が残っているなら取り替えてもらうことも可能です。ただしデメリットもないわけではありません。特に仕上がるまでに時間がかかるというのが厄介で、かかとを交換するだけなのに数週間や下手を一ヶ月以上待たされる場合も少なくないです。

実は新しいものを購入するのに比べると、靴の修理はあまり儲からないのです。そのためメーカー側からすると、修理部門に人件費をかけられないという事情があると言われています。人手が少ない分、修理をするスピードが遅くなるというわけです。

もちろん対応が早いメーカーもあるでしょうから、修理を依頼する前にどれくらい時間がかかるのかを聞いておきましょう。

街の修理屋さんを利用するなら

メーカー以外のところにリペアを頼むのなら、街中に店舗を構えている靴の修理屋さんを頼ることになる場合が多いです。そのメリットはやはりスピードです。どのような靴なのかによっても若干違うのでしょうが、たいていの場合はその場で修理をしてもらえます。

加えてメーカーに比べると安くすむ場合が多いので、費用面が気になるなら頼ってみると良いでしょう。ただしどの修理屋さんを利用するのかによって、技術面での差が激しいのがデメリットです。そのため家から近いからという理由で任せると、修理する前よりも酷い状態にされてしまう可能性もゼロではありません。

不安なら捨てても構わない靴のリペアを頼んでみて、レベルを確認しておくと良いでしょう。他にもスニーカーや革靴、ヒールやパンプスやブーツなどさまざまなタイプの靴があります。すべて受け付けている修理屋さんがいる反面、革靴専門といったケースもあるので、所有している靴に対応できるのかを見ておきたいところです。